学びスタジオ®︎のブログ

子育てや教育について思ったことを書きます。

コミュニケーションを育てるスイッチ

こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。


ご訪問いただき、ありがとうございます。


今回は、コミュニケーションについて書きます。


❤︎コミュニケーションが高い人


このコミュニケーション能力の高い人は、


世の中がどのように変化しようとも、


人間関係を円滑に保てます。


❤︎コミュニケーションを育てるには


子どもの「伝えたい」という気持ちを育てることです。


「伝えたい」という気持ちが、


コミュニケーションの始まりです。


コミュニケーションとは、


誰かと誰かとの間で何かを共有することです。


子どもは、


共有するという仕組みを、


少しずつ時間をかけてつくっていきます。


❤︎子どものコミュニケーションの発達段階


❶“子どもと大人との関係”が育つ


生後間もないころは、


子どもの発信に親が答えるという関係が育っていきます。


❷“子どもとものの関係”が育つ


おすわりやハイハイができるようになると、


周りにある“もの”にも関心が出てきます。


ものに手を出して触るなどして


関係がつくられていきます。


❸“子どもと大人とものの関係(三項関係)”が育つ


それから、


親とものを同時に意識し、


共有できるが関係が育ってきます。


子どもが「あー」と言いながら、


お母さんにおもちゃを差し出す。


赤ちゃんとお母さんとの間で、


おもちゃを共有している状態です。


❤︎"伝えたい気持ち”を育てるスイッチ


“三項関係”が育ってくることで、


子どものコミュニケーションが広がります。


三項関係がうまく働いて、


ことばが育っていくには、


3つのスイッチが入ることが大切です。


❶子どもの心が動くと表現したくなるスイッチ


「楽しい」や「びっくり」など、


心が動く体験をすると、


思わず「アー!」「おぉ」と声を出すなど、


表現をしたくなります。


❷表現したらわかってくれる相手がいるスイッチ


子どもが「楽しかった」「びっくりした」と表現したときに、


親が「楽しかったね~」「びっくりしたね~」と言ってあげる。


子どもの体験したことを親が共有してあげることも、


子どもの伝えたい気持ちを高めます。


❸表現したら返してくれる、通じたスイッチ


子どもが声や体で表現すると、


親が「そうだね、〇〇だね」と返してあげる。


そんな応答的環境にいると、


子どもは自分の表現が通じたうれしさを味わい、


「また表現したい」と思うようになります。


❤︎まとめ。コミュニケーションを育てるスイッチ


❶子どもが心が動くと表現したくなるスイッチ


❷表現したらわかってくれる相手がいるスイッチ


❸表現が通じたスイッチ


3つのスイッチをオンにして、


うまく話すことより、


話したくなる気持ちを大切にすることが


本当のコミュニケーションを育てることにつながります。