学びスタジオ®︎のブログ

子育てや教育について思ったことを書きます。

言葉の発達はマザリーズの質量


こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。


今回は、言葉の発達についてかきます。


❤︎マザリーズという話しかけ


マザリーズとは、
抑揚をつけて、
母音を強調し、
話すトーンを高く、
ゆっくりと、
大げさな顔の表情もつけて、
相手の反応を待つように間をとりながら、
同じ言葉をくりかえすように話すことです。


❤︎ 言葉の発達が早い子と遅い子の違い

マザリーズの話しかけをして


子どもと接していると、


子どもが1歳半になったときには、


そうでない子どもに比べて


約2倍の言葉を話したそうです。


❤︎言葉の量と質が子どもに影響する

❶学歴の高い家庭


学歴が高く高収入の家庭の親は、
低所得の家庭より3倍以上も語りかけていて、
この差から、
高所得者の子どものほうが言葉の発達が早い、
ということも報告されています。


❷コミュニケーションの多い家庭


子どもは、
親の真似をして言葉を覚えていくため、
親がどのくらい口元や表情に注意をしながら、
相互にコミュニケーションをとっていたか、
とういことも
言葉の発達に非常に重要な要素になるそうです。


❤︎言葉の発達は遺伝ではない

だから、


子どもの言葉の発達は、


男女差でも遺伝でもなく、


聴覚が完成する胎生7ヶ月生から


親がどのくらい(量)、


かつ、どんな風に(質)話しかけていたか、


が最も重要になります。


❤︎言葉の発達度合が学力を高める

いえいえ、


言葉の発達度合が最初はちがっていても、


そのうちみんな同じくらい話せるようになるから


心配しなくて大丈夫、


という話をよく聞きます。


確かに、
多くの子どもは
普通に会話ができるようになるということに間違いがありません。


でも、
これほど発達に差がみられた言葉が、
将来的な能力の差に全くつながらないかというと
そうではありません。


❤︎まとめ。言葉の発達はマザリーズの質量

親が子どもに、


抑揚をつけて、


母音を強調し、


話すトーンを高く、


ゆっくりと、


大げさな顔の表情もつけて、


相手の反応を待つように間をとりながら、


同じ言葉をくりかえすように話すと


子どもの言葉が豊かに発達します。


子どもの”ウソ"を"正直”に


こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。


ご訪問いただき、ありがとうございます。


今回は、子どものウソについて書きます。


❤︎ウソがウソを呼ぶ


人が一つのウソをつくと、


ウソをつき続けるために、


別のウソをつくという悪循環が起きます。


ウソをつくと、


つき続けることになってしまします。


ウソをつくことは、


歪んだ自己防衛です。


自己矛盾を生むことになります。


❤︎ウソをついてはいけない、やがてバレる


絶対にウソをついてはいけない。


と教えましょう。


「親にウソをついても必ずばれる」


「ウソをつくのはやめよう」


と思わせることが大切です。


❤︎ウソはわかる


子どもの様子を見ていれば、


ウソをついているかどうかはだいたいわかります。


ウソが発覚したときには、


やめさせます。


❤︎ウソの告白を評価する


最も大切なことは、


正直にウソを告白したときには、


きちんと評価するということです。


〝人間の正直さを重視する〞ということです。


❤︎「宿題をやった?」


たとえば、


子どもが「宿題をやった」とウソをついて遊びに行ってしまった場合です。


帰宅後に問い詰めたところ、


正直に「宿題をやっていなかった」と告白したとしましょう。


❤︎ウソに焦点をあてると


「どうしてウソをついたの?」
「いつもウソをついてばかりじゃない」


このように、


ウソを認めた瞬間に一方的に叱ると、


子どもは萎縮してしまい、


正直に話そうとする気持ちを失います。


せっかく正直さを見せたのに、


ウソをついたところだけを見て叱り続けると、


ふたたびウソつきに戻るだけです。


❤︎正直に告白したことに焦点をあてると


ウソをついた子どもが、


ウソを正直に告白したのです。


これは、


人としてよりよい方向へ進んだということです。


事の善悪は一旦置いておいて、


まずは"正直になった"というところに焦点を当て、


きちんと評価してあげましょう。


そのうえで、


「本当のことを言ってくれたのは嬉しいけど、ウソをついてはいけないよ」と、


次にウソをつかないように導いてあげましょう。


❤︎思っていることは投影する


思っていることは"投影"するといいます。


これは、


思っていることを、


すべてのことに当てはめて考えてしまうということです。


❤︎自分がダメと思うと


自分自身のことをウソつきでダメだと思うと、


ついつい


"自分はみんなの役に立っていない"


"自分には生きる価値がない"


と思ってしまいます。


そこから、


まわりの人たちが敵に見えて怖く感じるようになっていきます。


このように、


自分が役立っていると思えない限り、


人は周囲の人を敵視する傾向があります。


子どもが対人関係でつまずくのも、


実はここに原因があります。


❤︎貢献していると感じると、正直になれる


他者に貢献していると感じられたとき、


自分に価値があると感じることができます。


他者に貢献することで、


正直な行動ができる、


時にはぶつかることもありますが、


友好な対人関係を結べるようになったきます。


❤︎子どもの貢献をしっかり評価する


ここで重要となるのは、


親子関係の中で子どもの貢献に着目し、


積極的に評価してあげることです。


小さい"貢献"をしっかり評価しましょう。


たとえば、


食事の後の食器の片付けた時、


運動会の騎馬戦で騎馬の"足"として頑張った時……


「みんなのためによくやったね」


と声をかけてあげましょう。


ささいな出来事でも


"自分は役に立っている"


と思うようになります。


❤︎「〜してくれてありがとう」は子どもが自信を持つ瞬間


家庭内では、


お手伝いなどの貢献について


「〜してくれてありがとう」


と感謝の言葉をかける。


この言葉が、


子どもに自信を与え、


自分は価値があるんだと実感します。


❤︎貢献したい気持ちを大切に


料理をしたがったり、


洗濯物をたたんだり、


子どもが大人の真似をしたがるのは


"発達欲求"があるからです。


そんなとき


「かえって汚くなるからやめて」などと言うと、


子どもは否定された気分になります。


貢献したいという意欲は、


喜んで受け入れてあげましょう。


❤︎まとめ。子どもの”ウソ”を”正直”に


ウソは、ウソを呼び、


他人を欺き、自分をも欺くことになります。


親はウソを放置してはいけません。


小さいウソが大きなウソに変わります。


子どもがウソを告白した時は、


子どもがつく"ウソ"に焦点をあてず、


"ウソ"を告白した"正直さ"に焦点をあて、


評価してあげましょう。


そうしていけば、


"ウソ"が"正直"に変わっていきます。


"素直"になると学力が上がる


こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。


ご訪問いただき、ありがとうございます。


今回は、素直さについて書きます。


❤︎学ぶうえで最も大事なことは、"素直さ"


素直な子どもは、
言葉がスーッと入ってきます。


言葉をそのままストレートに受け止めているのです。


そんな素直な子ほど理解が速いので、
学力がどんどん伸びます。


逆に素直でないと、
へそ曲がりの見方をするので、
言葉があっちへ引っかかり、
こっちへ引っかかり、
なかなか頭に入ってきません。


その結果、
理解をするのが遅くなります。


❤︎へそ曲がりにならないために親できること


❶両親の円満なコミュニケーション


色々複雑な事情もあると思いますが、


お父さんの言うことにお母さんが反論したり、


お母さんのことをお父さんが否定していたり、


意見が対立してばかりの両親を


間近で見ている子どもは、


どちらの言うことを信じていいのか、


わからなくなります。


そのような子どもは、


人の言うことを素直に受け止めることができず、


否定的なことばかり言ったり、


常に揚げ足取りをしたりするようになります。


両親が心に余裕を持ち、


お互いの話をきちんと聞き、


自分に対する意見には素直に耳を傾けるというように円滑なコミュニケーションができていれば、


子どももそれにならって素直な性格に育っていきます。


❷要領よくやろうとして、方針をコロコロ変えない


ネットやママ友の評判に影響されて、
コロコロと意見を変えたり、
次々と新しいことを子どもにさせたりと、
両親に落ち着きがないと、


子どもは、
「また変わるかもしれない」
と物事を軽く見るようになります。


ある程度一貫性を持つことで、
一つのことに安心して、
正面から向かう姿勢が育っていきます。


❸几帳面な生活を心がける


できる限り
手間を惜しまず、
物事を丁寧に行うことは、
人や物に対して誠実に向き合うことの表れです。


子どもの心はまだ未熟ですから、
見えるもの、聞くものしか認識できません。


両親の几帳面な生活態度を見ることが、
子どもに誠実な心を育てることに繋がります。


❤︎素直聞くこと、疑問に思うこと


素直に聞くことは、
決して、
説明されている内容に疑問を持ってはいけないということではありません。


たとえば、
先生の説明内容のある部分に疑問を持つことは、
とてもいいことです。


それは関心が高いということだからです。


疑問を解消するために、
質問を聞いてあげましょう。


❤︎素直でない子どもの疑問は違う


しかし、
素直ではない子どもが発する疑問はそのような疑問とは少し違います。


「今日はここまで、やりますので、頑張りましょう」と指示したら、
「えーっ、そんなにするの、どうして?」


つまり、
面倒くさいことを避けたいがために、
とりあえず反発したり、
言い間違いにこだわったり、
揚げ足を取ったりする。


このような疑問の持ち方です。


❤︎勉強で素直な気持ちを育てる


子どもを取り巻く環境が、
子どもの素直さを育てます。


文章を読むということでも、
素直さを育てることができます。


読んでいて、
意味のわからない言葉が出てきたら、
丁寧に調べたり、注釈をしっかり読みます。


内容が難しい文章が出てきたら、
何度も読み返します。
それでもわからなければ、
親や先生と一緒に考えます。


このように、
一文、一文を大切に読んでいく姿勢が、
素直に学ぶことにつながっていきます。


❤︎まとめ。"素直"になると学力は上がる


"へそ曲がり"は損をします。
家族が円満にコミュニケーションすること
親が要領に流されず一貫性を持って行動すること
几帳面な生活に心がけること
勉強においては丁寧に文章を読むこと
これらが、
子どもの"素直さ"を育てます。