学びスタジオ®︎のブログ

子育てや教育について思ったことを書きます。

勉強に意味を与える中学受験の問題


こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、中学受験で、要求されている勉強について書いてみます。

 

❤︎ケーキを4等分

先日、家内のお誕生日のお祝いに、ホールのケーキを買いました。

 

家族4人で、同じ大きさに4つに分けます。

そこで、不公正なく4等分するにはどうするか。


"真ん中"を通るように、

縦と横に切り分けることです。

この真ん中が、"円の中心"です。
.
「このケーキの中心がここ」とわかったら、

そこを通ることだけを考えて縦にまっすぐに切ります。

次は横ですね。

これも中心を通ることだけを考えて横に切ります。

❤︎円のポイントは中心

そうです。

"円の命は中心"です。
そもそも円は中心があるから存在します。

円の問題で補助線を引く時には、

中心を意識することが大切です。

❤︎やみくもに線を引いても答はでない

絶対ではありませんが、

やみくもに線をひくのではなく、

"円は中心"という考え方を知っておくことは重要です。


人生と同じですね。

答えが見えないような世の中で、

ものごとの本質を見ないで、

公式をあてはまるだけでいい

なんてことはないのですね。


❤︎円とは何?

 

「丸」や「真ん丸」では、

円を説明したことになりません。

コンパスを使って

円を描く様子をイメージしてみるとよいでしょう。

円とは、

"ある点から等しい距離にある点の集合"

のことです。

"ある点"のことを円の"中心"と言い、

"等しい距離"のことを円の"半径"と言います。

半径が等しいということは、

円やおうぎ形の問題を考えていく上で

とても大切な要素となります。

半径が等しいなんて当たり前

と思うかもしれませんが、

難しい問題ほど、

大事になってきます。

❤︎円周率とは?

円周率といえば、

"3.14"と機械的に覚えていますね、

厳密には、"22/7"、

小数では、"3.14159265358979…"とどこまでも続いていきます。

これは、計算した結果です。

❤︎大切なのは、結果ではなく意味

 

大切なのは、その意味です。


円周率の意味は、

"円周が直径の何倍なのか"

を表したものです。

この意味を知っていることで、

いろいろな問題を解く知恵が生まれます。

❤︎中学受験の問題

 

円を例に取り上げましたが、

 

中学受験の問題は難しです。

難しいゆえに、

公式の丸暗記、パターンでは解けません。

 

"なぜ"その公式になるのか

"なぜ"そんなパターンになるのか

その意味がわからないと解けません。

 

❤︎物事の本質を教えてくれる

 

逆に言えば、

中学受験の問題は、

"なぜ"を考えさせられます。

 

つまり、

物事の本質を考える機会を与えてくれるんですね。

 

これは、中学からの数学の抽象的な内容の理解に

とっても役に立ちます。


❤︎まとめ。勉強に意味を与える中学受験

中学受験の入試問題は、難しいです。


公式を丸暗記するだけの表面的な勉強では、

不十分です。


その公式の意味をしっかり理解しないといけません。

言い換えれば、
中学受験の問題を解くということは、
"暗記という無味乾燥になりがちな勉強から、

それに彩り(意味)を与え、

勉強がおもしろいと感じることができる"

というところまで深く考えさせてくれる機会を与えてくれる

と言えると思います。