学びスタジオ®︎のブログ

子育てや教育について思ったことを書きます。

しっかりと遊ばせないと、将来が危ない!


こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

 

今回は、前回に続いて、遊ぶことの大切さについて書きます。

 

❤︎今遊んでおかないと困る?

 

これまでは、

「いま勉強しておかないと、将来困ることになるわよ」

 

これからの時代は、

「いま遊んでおかないと、将来困ることになる」

 

❤︎今までは、基礎学力で活躍できた

 

今までは、

"正解に速くたどり着ける力"

つまり、"基礎学力"があれば社会で活躍できました。

 

しかしこれからは、

"基礎学力"だけでは社会の変化に太刀打ちできません。

 

❤︎これからは、情報編集力が必要

 

直面する問題に対して、

自分や他者がもつ知識、経験、技術を組み合わせて多くの仮説を立てる力、

"情報編集力"が必要になります。

 

❤︎多様化する社会に"決まった答えはない"

 

なぜならば、

多様化していく社会の問題には、

"決まった正解はない"からです。


❤︎"情報編集力"を伸ばす方法


それは、

子どもの頃に思いきり遊ぶことです。

 

幼少期の"遊び"は、

子どもの人生を左右するほどに重要です。

 

❤︎NASAの採用基準が変わった

 

以前は、

最高の学校を髙成績で卒業したエリートを採用することに重点が置かれていたが、

彼らの多くは、

問題解決を得意としていません。

 

そこで、

小児期と思春期に

手を使ってユニークな遊びや作業をした経歴を持つ人の採用を優先し始めました。

 

子どものときに、

遊んだ経歴に特徴のある人が、

問題解決に秀でているからです。


"エリート"よりも、

"子どもの頃に手を使ってユニークな遊びをしていた若者"のほうが評価される時代になってきました。

 

❤︎"遊び"によって鍛えられる力

 

❶外遊び~問題解決力・判断力・思考力を育む

 

特に

自然のなかでの遊び

 

遊んでいて困難に直面したときがチャンス。

「危機や困難を回避する方法」を探す経験が、

問題解決力を押し上げます。

 

また、

鬼ごっこでは、

「どうやったら捕まらずに逃げきれる?」と頭をひねることにより、

思考力や判断力が鍛えられます。

 

❷折り紙遊び~思考力・空間認識力・集中力を育む

 

折り紙の上手な折り方を考えるのは、

"論理的思考力"や"創造的思考力"です

 

寂しそうだからと "友だち" をたくさん折るのは、

"ケア的思考力(思いやり)"です。

 

また、

折る向きや折る間隔を考えながら作業すると"空間認識力"が鍛えられます。

 

❸ごっこ遊び~創造力・想像力を育む

 

"ごっこ遊び"は、

場面やストーリーを自分のなかでつくり出すという

創造力が育まれます。

 

四角い積み木を電話に見立てたり、

砂場の砂を小麦粉だと言ってみたり…


このなにもない場所から遊びをつくり出す経験は、

ゼロからつくることのできるような創造力を伸ばします。

 

❹友だちとの遊び~レジリエンス(回復力・復元力)・コミュニケーション能力を育む

 

一緒に遊ぼうと誘ったら断られたり

遊びのルールについて友だちとケンカになったり……

 

子どもはそのトラブルから、

レジリエンスや

コミュニケーション能力を育みます。

 

このように、
❤︎"遊び"には数えきれないほどの育みがある


高度な実行機能を高めます。

 

❤︎まとめ。しっかりと遊ばせないと、将来が危ない!

 

幼児期、

過度の受験勉強より、

思いきり遊ぶことは、重要!

 

子どもが自由に遊ぶ時間をつくってあげましょう。


「それはやったらダメよ」

なんて言わず、

ただ子どもと一緒に目一杯遊んでください。

 

真剣に遊んだ子は、勉強も真剣になれます!

そして、

遊び込んだ子どもの未来は明るいです!

"遊ぶ子"と"忙しい子"の心の育ちに大きな差


こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

今回は、遊ぶ子どもと忙しい子どもについて書きます。

 

❤︎遊びの必要性

 

遊びの衝動は、

人間が生まれつき持っている本能の衝動です。

 

そして、

この"遊びの必要性"を人は直感的に知っているようです。

 

例えば、

遊びは、ストレスを和らげますね。

 

❤︎"積み木"のあなどれない効果

 

ただ"積み木"で遊んでいるだけでも、

幼児の言語の発達が向上するという研究結果があります。

 

❤︎遊びが感情を整える

 

遊びという単純な行動が、

感情を整えるときに役立つようです。

 

❤︎遊んでいる子どもは、ただ遊んでいるのではない

 

遊びという行為自体に、

認知能力と非認知能力の両方にとって、

数えきれないほどの利点があります。

 

❤︎遊びは、子どもの"仕事"

 

遊びは子どもの"仕事"です。

遊びは認知のスキルを育て、

言語能力と問題解決能力、

計画づくりや予測、

結果の予期、

予想外の出来事への順応……

 

高度な実行機能を高めます。

 

❤︎"遊び"で、物事をポジティブに考え、脳を整える

 

遊びは脳の統合を促します。

子どもの人付き合いのスキル、

人間関係のスキル、

言葉を操るスキルまでが、

遊んでいる間に向上します。

 

遊び場の駆け引きをうまくやり、

ゲームやグループのルールを決めなくてはならないからです。

 

子どもたちはどうしたら遊びに入れるかを探り出し、

思いどおりにいかないときには、

ほかの子たちと交渉しなくてはなりません。

 

公平さや、

順番を守ること、

柔軟になること、

道徳的にふるまうことを学びまふ。

 

仲間外れにされている子にどう対応するか決めるときには、

共感に関わる難しい問題に向き合います。

 

遊びはこういう社会的な利点だけでなく、

心理面、感情面での効果も発揮して、

脳のバランスを整えます。

 

❤︎遊んでいる時に自己肯定感を

 

子どもは遊んでいるとき、

落胆に向き合ったり、

注意力を保ったり、

世界の意味を理解したりという、

"自己肯定感"につながるさまざまな資質を伸ばすための練習をしています。

 

感情を整えてキレない力と立ち直る力をつけ、

思いどおりにいかないときのいら立ちに耐える能力を伸ばしています。

 

❤︎子ども"忙し度"判断基準

 

❶ストレスがたまっている?

 

❷忙しすぎて、遊んだり創造的になったりする自由な時間がなくなっている?

 

❸十分な睡眠を取れていない?

 

❹スケジュールはいっぱいすぎて、友だちや兄弟と気ままに過ごす時間がなくなっている?

 

❺忙しくて決まった時間に家族一緒に夕食がとれていない?

 

❻子どもにしょっちゅう「急いで!」と親が言っている?

 

❼親自身が忙しくてストレスがたまっているので、子どもとのやりとりの大半がイライラしたりキレたりしている?

 

❤︎「はい」があるなら、危険

 

これら7つの質問に「はい」があるなら、

子どものスケジュールが詰まりすぎかどうか、

真剣に考える必要があります。

 

「はい」がないなら、

お子さんは、

活動的ですこやかに成長し、楽しく過ごしています。

そして、

"自己肯定感"を高める方法を、見つけているということですね。

 

❤︎まとめ。"遊ぶ子"と"忙しい子"の自己肯定感の大きな差

 

子どものスケジュール詰め込み過ぎると、

忙しくて、

心が育ちません。

 

子どもは遊びながら、

ゆっくりと、

心を育てていきます。

そして、

自己肯定感も育てていきます。

 

子どもの”遊び”を大切にしてあげれば、
子ども自身が”忙しさ”を見つけてくるんだと思います。

AIに頼ると効率的で、問題発見力が弱める?


こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

 

今回は、人間とAIと問題発見力と問題解決力について書きます。

 

❤︎以前のAI

 

以前のAIは.

問題と答えを人間の専門家の知識からインプットさせていました。

 

したがって、

教えていないことはできないという、

能力の限界がありました。

 

❤︎今のAI

 

今のAIは、

ディープラーニング技術をベースとしていて、

"問題とビッグデータによる学習"がインプットされてきます。

 

その膨大なデータから

パターン認識をして最善の答えを導き出すために、

教えていない答えをも導き出すことが可能になりました。

 

❤︎AIが得意なこと

 

❶与えられた問題を解く

❷定義の明確な問題を扱う

❸膨大な情報から判断する

❹ルールを守る

 

❤︎AIが苦手なこと

 

❶問題そのものを考える

❷定義が不明確な問題を扱う

❸限られた情報から創造する

❹ルールを作り出す

 

❤︎AIは、"与えられた問題"なら得意

 

AIに、

「問題を発見しなさい」

という問題が与えたら、

問題を発見することはできます。

 

❤︎AIは、"自ら能動的に問題を見つける"ことは苦手

 

しかし、AIは、

「そもそも解くべき問題は何か?」を問いとして発すること

つまり、

自ら能動的に問題を見つけることは苦手です。

 

❤︎AI時代に人間がすべきこと

 

今後人間がやるべきことは、

 

問題が明確に定義できて、

膨大なデータが手に入る領域はAIに任せて、

 

人間はさらにその上流の、

まだ明示的に語られていない問題を

自ら能動的に見つけていくことが重要になるとされています。

 

❤︎AIは勉強を効率化する

 

AIが得意な問題解決は、

勉強に利用されています。

 

一人一人のお子さんの学力を

AIが判断して、

弱点を見つけ出し、

何を勉強すればよいのか

教えてくれます。

 

❤︎AIに与えられる勉強

 

そして、

あまりにもAIに頼りすぎると、

与えられた勉強になりやすく、

しかも、

自分の弱点が何かを教えてくれるので、

自分自身の問題を発見する必要がなくなります。

 

❤︎子どもは、"ぶつかるもの"

 

子どもの頃は、

ある意味において、

自己中心に行動することが許されています。

 

自分中心の行動をして、

何かにぶつかり、

「これはダメなんだ」と実感し、

行動を変えていきます。

 

❤︎AIは、問題発見力を弱める?

 

AIに頼り過ぎると

何かにぶつかる体験が

極めて減ります。

 

そうすると、

問題を発見する力が弱められるかもしれません。

 

❤︎ まとめ。AIに頼る勉強は効率的で、問題発見力を弱める?

 

AIは問題解決するのが得意です。

しかし、

全く新しい問題を発見するのは苦手です。

 

勉強でAIを利用すると

AIが学力を分析し、問題点を発見して、

何をすべきかを一方的に教えてくれるので

効率的な勉強ができます。

 

ところが

子ども自身の自己分析、問題発見力は弱まります。

 

だから、

AIに頼り過ぎない勉強が

問題発見力を磨くことになり、

 

能動的に問題を見つけ出していく力が、

AIをうまく使いこなす力にもなります。