学びスタジオ®︎のブログ

子育てや教育について思ったことを書きます。

学力の差は時間の差




こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室・学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

ご訪問いただきありがとうございます。

 

全国統一小学生テストを実施している四谷大塚の偏差値推移を表したデータがあります。

 

そのデータからわかることについて書きます。

 

❤︎2の偏差値と4年後の小6の偏差値


これは、

小学2年生の11月に実施した全国統一小学生テストを受けたお子さんの偏差値を、

①70以上

②60以上70未満

③50以上60未満

④40以上50未満

⑤30以上40未満

⑥30未満

の6つのグループに分け、

 

そのお子さんたちが、

4年後に受けた小学6年生の11月実施の全国統一小学生テストの偏差値がどのように推移しているかを表しています。

 

❤︎小2で全国統一小学生テストを受けるといくことは

 

この全国統一小学生テストは、

全国で15万人の小学生が受けています。

小2の段階で、

このテストを受けるということは、

教育熱心なご家庭のお子さんか、

教育に関心のあるご家庭のお子さんであると考えられます。

 

❤︎小2の時の成績は、小6になっても変わりにくい

 

小2の時、偏差値70以上のグループの80%は、

小6になっても同じ70%以上の偏差値をキープしています。

 

他の偏差値グループも

それぞれ小2の時の偏差値グループと

同じか一つ上の偏差値グループに入っている割合が一番多い

という結果が出ています。

 

❤︎小2で低い偏差値グループは、小6の偏差値がばらつく

 

小2で低かった偏差値グループに関しては、

教育熱心な家庭であれば、

勉強方法を改善した一部のお子さんは、

成績が上がりますので、

分布は広がります。

 

しかし、

上位の偏差値グループに入る割合は、

全体から見ると、

ほんのわずかです。

 

❤︎小2で偏差値上位のグループは、落ちにくい

 

小2で偏差値上位のグループは、

小6になっても偏差値が下がりにくいようです。

 

❤︎まとめ。学力の差は、時間の差!

 

小学2年生で、

四谷大塚の全国統一小学生テストで

上位の偏差値をとれるということは、

地道に勉強をしているといことです。

 

つまり、

時間を取って、

書く、

読む、

計算する、

覚える、

考える、

想像する

という勉強をバランスよくしているということです。

 

小学生低学年で、

偏りのない勉強をしていると、

それが勉強習慣になります。

 

だから、

学年が上がっても、

上位の偏差値グループをキープできるんですね。

 

その低学年から勉強習慣、

積み上げてきた勉強時間の差が、

大きな学力の差になるといくことですね。

 

 

本年は、

私のブログをお読みいただき、

ありがとうございました。

来年も相変わらず、

いろいろと書いていきたいと思います。

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

"小4の壁"はチャンス!


こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室・学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の塾長の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

中学受験を本格的な開始する学年は、小学4年生です。

一方で、

勉強につまづきやすい学年は、小学4年生で、これを"小4の壁"と言われるのをご存知ですか。

 

今回は、"小4の壁"について書きます。

 

❤︎小学4年になると変わってくること

 

❶反抗期に突入

 

反抗期に突入する子どもいます。

 

親の価値観の中の生活に、

自分の価値観が芽生え、

自我を意識します。

 

色々と悩みが増えてきて、

感情が爆発し始めます。

 

❷子どもらしさが薄れる

 

他者との違いを強く意識するようになります。

 

子どもの"やんちゃさ"から

徐々に大人の"おとなしさ"への階段を上り始める年頃です。


ありのままの自分を出すような、

ストレートな表現を抑えるようになってきます。

 

❸抽象的な学習が増える

 

学習面では、

小数、分数など、

ぱっと見てすぐにイメージできず、

答えを導き出せない単元を学ぶようになります。

 

抽象的な学問に触れることに、あれ?

自分の心の変化で、あれ?

あれ?が増え、

将来に対して不安を感じたり、

優秀なクラスメイトに対して劣等感を抱いたりします。

 

自信を持てない場合は、

"勉強が得意ではない"

と強く感じるようになり、

やる気が出てこなくなります。

 

❤︎学力の差が大きくなる"小4の壁"

 

その一方で、

低学年の頃からコツコツ真面目に勉強してきた子どもは、

テストでも、変わらず高得点を取ることができます。

 

小学4年生を境に学力差が目立つようになるのは、

精神面での変化と

勉強内容のレベルアップが

絡み合い、

伸びる子と伸び悩む子の差が目立つようになってきます。

 

それでは、

❤︎"小4の壁"を飛躍の学年にするには 

 

❶得意を一つ作ること

 

"得意なこと"は、

勉強以外の

図工でも、

体育でも、

人前で話すことでも…

どんなことでもOKです。

 

親としては、

得意なことが勉強以外で

「こんなことができてもな…」と思っても、

子どもの得意なことを認めてあげましょう。

 

一つでも得意なことがあれば、

それが大きな自信となり、

難題に直面しても乗り越えられる原動力となっていきます。

 

❷勉強に取り組む姿勢を養う

 

小学生低学年から、

基本的な学力を身につけるように、

毎日少しずつから家庭学習をさせましょう。

 

その時、

そばにいて、

ニコニコしながら子どもの様子を見守りましょう。

 

教材でおすすめは、四谷大塚のジュニア予習シリーズのホームワークです。

 

学力の基礎固めをする日常の地道な努力を、

大切にしてほしいと思います。

 

❸学び直し

 

これまで学習した内容があやしい場合は、

つまづいた学年や単元まで戻って復習をすることも大切です。

 

学力の"穴"があると土台が強固にならず、

学年が上がっていくとどこかでボロボロと壊れていきます。

 

この場合も、四谷大塚こジュニア予習シリーズの教材がしっかりとサポートしてくれます。

 

❤︎まとめ。"小4の壁"はチャンス!

 

何か得意持っている"自信"

地道な努力を重ねた"基礎学力"

この2本の柱があれば、

"小4の壁"が立ちはだかっても、

乗り越えて、

自分の能力を発揮できるようになるでしょう。

 

たとえ、

"基礎学力"が不足していても、

"学び直し"をすれば大丈夫です。

少し時間はかかりますが、

"基礎学力"を身につけるための地味な努力をゆっくり見守ってあげましょう。

そして、

子どもは、ゆっくり"基礎学力"を身につけて、

"壁"を自分の力で乗り越え、

それを自信に変えていくでしょう!

 

四谷大塚のジュニア予習シリーズ等のお問い合わせは、https://www.manabistudio.com/https-www-manabistudio-com-contact/

"知る"ことと"ありがとう"


こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室・学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。


今回は、子どもの心と頭の栄養について書きます。

 

❤︎子どもを大切にする?


子どもは、

親から見れば、

まだ頼りなくて、

一人では何もさせられないから、

なんでも面倒を見ることが、

子どもを大切にしていることだと思います。


❤︎親のマネをしたがる


しかし

3歳になれば、

少しずつ器用になってきます。

お母さんが家事をしていると、

それをお手伝いをしたがります。


でも、

危ないし、

時間がかかるし、

うまく出来ず、

二度手間になるから、

子どもの気持ちを別の物事でそらして、

結局、ママがひとりでやってしまいます。


❤︎子どもが可愛いと思う2つの問題点


❶子どもの気持ちを曖昧にする


子どもが自主的にやろうと思っていることに対して、

その気持ちを曖昧にしてしまうことです。


そして、

これが続くと、

子どもから、

この自主性は出てこなくなります。


❷感謝を云う機会を失う


お手伝いをしてくれて「ありがとう」

という機会を失うことです。


親からの感謝の気持ちは、

お子様にとっての最高の贈り物です。


それは、

子どもの自己肯定感を

どんどんと強めることが出来ます。


❤︎子どもにお手伝いを


事情が許す限り、

お手伝いやいろいろなことを

どんどんやってもらって、

たくさんの「ありがとう」の言葉を

かけてあげることが大切です。


それが、

自主性をどんどん育てていくことになります。


❤︎知りたがり


また、

子どもは、

いろいろなことを知りたがります。


"知ること"で、

好奇心を満たしていきます。

いろいろなことを質問します。


3歳ぐらいから、

文字にも興味を示し、

少しづつ読めるようになってきます。


❤︎"聞いて知る"から、"学んで知る"


"人に聞いて知る"ことから、

"学んで知る"ことができるようになります。


この時期から、

少しずつ、読んだり・書いたりすることで

知ることが出きるようになります。


❤︎自分で知る達成感


自分の力で知ることが出来るようになると、

達成感が強くなり、

楽しくなり、

もっと「知りたい」

という気持ちを強めることが出来ます。


「知りたい」という気持ちを、

「自ら学ぶ」ことで満たされていきます。


❤︎脳への栄養


脳は6歳までに大人の9割程度出来上がります。


赤ちゃんから6歳までの脳の急速な成長期には、

脳に質のいい栄養を与えることが大切だと言われています。


その栄養とは、

心には、「ありがとう」の言葉を聞くこと、

頭には、好奇心を満たすたくさんの体験と知識です。


❤︎まとめ。心には「ありがとう」を、頭にはたくさんの"知る悦び"を


子どもたちが、

成長とともに、

だんだんと器用になってきます。


お手伝いをしたがります。

何でも自分でやりたがります。


親は手を出さず、見守り、

どんどんしてもらいましょう。


そのポジティブな体験から、

子どもたちは、

いろいろな知識を吸収し、

"知る悦び"を感じます。


そして、

「ありがとう」

ほめてあげましょう。

悦びが増殖し、

もっと知りたいと意欲が湧きます。


たくさんの好奇心を満たす体験を通じて、

頭には、"知る悦び"

心には、"ありがとう"

という栄養を与えてあげましょう!